作る前に知っておきたいオリジナルパーカーの素材と種類

オリジナルパーカーを作るときには、パーカーの素材(生地)について知っておくことも大切です。
特に下記の3点をきちんとおさえておけば、目的に合わせてスムーズに生地選びができるのようになるので、是非チェックしてみてください。

  • 生地(プルオーバーorジップアップorナイロン)
  • 厚さ(厚手or薄手)
  • 裏地(裏パイルor裏起毛)

パーカーの生地と種類

パーカーの種類を紹介します。

プルオーバーパーカー

最もスタンダードなパーカーの形状です。
素材は綿100%で、カンガルーポケットと呼ばれるポケットが全面についているのが特徴です。
着たり脱いだりが少し面倒なところがデメリットです。

ジップアップパーカー

全面にジッパーがついているタイプのパーカーです。生地素材は綿100%。
オリジナル製作におけるプルオーバーパーカーとの最も大きな違いは、ジッパーがあるため全面のプリント範囲が限られるということです。
胸にワンポイント印刷、あるいは背中にプリントする場合はプルオーバーパーカーと同様です。

ナイロンパーカー

軽量で価格も安いことからイベントスタッフ用として使われることの多いナイロン素材のパーカーです。
こちらもジップアップパーカーと同じく、前面にはワンポイントの印刷しかできません。

パーカーの厚さ

スウェットパーカーやTシャツなどのアパレル製品の生地の厚みは、オンス(oz)という単位で表され、数字が大きいほど厚い生地ということなります。

生地の厚い薄いという表記のメーカーによって基準が異なり、さらには人によって感覚の違いもあるので、あくまでも目安と考えた方が良いでしょう。

尚、PARKA MAKERのサービス比較表では、9オンス以上の場合を厚めの生地、9オンス未満の場合は薄めの生地として分類しています。

最も薄い生地のオリジナルパーカーは?

オリジナルプリントが可能なパーカーで最も薄いものは、6.2オンスのTRUSS ジャージージップパーカーがあります。

これはTシャツだと最も厚いヘヴィーウェイトと呼ばれるくらいの厚さですが、スウェットパーカーの場合だと逆に最も薄手の部類に入ります。「厚手のTシャツ生地で作ったパーカー」と言うと想像しやすいかもしれません。

厚いパーカーのメリットとデメリット

逆に最も厚い生地のパーカーは、United Athle 12.0オンス スウェットフルジップパーカーです。とても丈夫で耐久性に優れており、洗濯にも強いので生地の厚さで迷うときはこちらを選んでおいた方が良いでしょう。

但し、厚みがある分、着た時のボリュームも大きいため、ジャケットなどのインナーとして着る場合はごわごわしてしまう場合もあります。

パーカーの裏地

パーカーやトレーナーに使われるスウェット生地の特徴は、表と裏が二層構造になっている、つまりTシャツなどとは違って、表の生地と裏の生地で別々の素材になっているというところです。それぞれの特徴をみてみましょう。

スポーツ用や夏に着るパーカーなら「裏パイル」

裏パイルのスウェットパーカーは吸水性が高く、快適な着心地が特徴です。
タオルのように汗を吸い取るので、スポーツ系のオリジナルパーカーを作るにはこちらがおすすめです。

裏パイル

冬用パーカーにぴったりの保温性に優れた「裏起毛」

裏起毛のスウェットパーカーはふんわりやわらかい生地が特徴です。
ボリューム感があり暖かいため、野外で使う場合や秋冬時期の文化祭のクラスパーカーとして作る場合はこちらがおすすめです。

裏起毛